6m CW 、JT65 で中東、EUがオープン
最近6mのコンディションが良いのはわかっていたが、2017.6.17(土)は 中東、EU がBIG オープン。
UTC 07:34 9K2NO 50.097 CW 419 クェート(未交信)
以下JT65で受信した局
UTC 11:42 5B4AAB -18 キプロス
UTC 11:37 UN6T -16 カザフスタン
UTC 05:55 SV9CVY -26 ギリシャ
UTC 05:47 SV8RX -16 ギリシャ
UTC 05:48 UR0MC -15 ウクライナ
UTC 05:44 9K2YM -08 クェート
UTC 05:44 9K2NO -20 クェート
上は実際にパソコンのJT65-HF ソフトで受信した時の画面キャプチャである。
数値は、通常の交信時に交換するRSTに相当するもので、単位はdBである。
この数字のマイナスの値が大きければ大きいほど弱い信号ということになり、
JT-65 で交信できるのは-29ぐらいが限界。
-10 程度まではスピーカーでピロピロという受信音として耳で確認もできるが
それ以下だと耳では全く確認できず、パソコンのウォーターフォールでの確認となるが
-24 以下だとウォーターフォールでさえも目をこらさないと判別できないが文字として
は復号できて交信が成立する。
-6 程度よりも強いと耳でもはっきり確認できるが、-2よりも大きくなると受信レベル
が高過ぎで逆に復号できない。
≪SSBでJT65 周波数 50.276 前後で運用をする時の注意≫
JT65の6mでの周波数は、50.276 (USB MODE)、この同一周波数で、オーディオ
周波数をずらすことで約8~10組の交信が可能(占有周波数帯幅は、約0.2KHz)で、
実際に使われる周波数は、50.275~50.277となる。
コンディションが良いと50.274 (実際は、50.273~50.275)が2次的周波数として
利用され、さらに混雑時は周波数が下に下がってくるのでSSB交信の際には、
50.270以下で実施していた方が無難。
なお、JT65のでの送信は、電波時計に正確に同期したモードで実施され、送信
は毎分00秒-46秒の間に行われ、相手と交互に送信と受信が分かれる。
つまり、相手が遠くのDX局となると、ローカル(日本局)の送信は2分間隔となる
ので、SSBで周波数が使っているのかいないのかの確認をする場合は最低でも2分間
ワッチが必要となる。