FOXハンティング モービルFOXハンティングの方法

FOXハンティング / モービルFOXハンティングの方法

少し古い知識かもしれませんが、以前私がやっていた手法です。

【準備するもの】
(1) 地図(今回のつくばでは、主催者側が各参加者に配布します)
(2) 方位磁石(スマホ内蔵の機能でもいいでしょう)
(3) 直線定規(方向の直線を書いて交差点を出すのに必要)
(4) ハンディー機(受信機)(2m、430)
(5)アンテナ(3~5エレの指向性もの、短いホイップの両方が理想)
(6) 減衰器(アッテネータ)
(7) 電界強度計

※ (1)~(3)の機能を包含したiPhone/Android アプリ出ています。(後ろの方に記載しています)

【事前に知識をつけておくこと】
(1) 自分のリグの設定でATT(アッテネッター)を入れて受信した電波を弱める操作方法
(リグによって機能がないものがありますができるだけ機能のあるリグを準備)

(2) 自分のハンディー機にホイップアンテナを付けた状態でどのぐらいの距離でどれ位の強さの電波が受信できるか?、また自分の体(ボディ)を反射体とした場合はどうか?

(3) (1)および(2)について、今度はホイップアンテナを取り外し、アンテナ無しの状態ではどうか?

(4) (1)、(2)または(3)の状態について、FOX周波数から周波数を数kHzずらした状態ではどうか?(受信周波数をずらすと、当然受信感度が落ちます。普通のRIGだと10kHzとか20kHz単位ですが、これだと全く受信できなってしまいますので設定変更で1~5kHzで周波数をズラすことができるようにして、あまり大きくずらさないのがポイントです。)

(5) 中間距離の位置探求の為に(1)、(2)および(4)の状態について途中で減衰器をいれた場合はどうか?(減衰量デシベルの違いによってはどうか)

(6) 電界強度計に八木アンテナを接続した時に、どれ位の距離でどれだけの電波を受信できるか?

(7) (6)の八木アンテナをホイップアンテナに変更した時はどうなるか?

(8) 電界強度計にアンテナを何も接続しなかったときはどうか?

(1)~(8)は、色々な手段を書いていますが、ようするに電波が強力すぎてインジケータが振りきれ状態になると信号の強弱がわからなくなってしまうので、これを防ぐ為にとにかく色々な方法を組み合わせてインジケータをフルスケール状態にしないようにするということです。

【現場での実践】

(1) スタート地点でFOXの電波を受信し方向を出し、地図上にその方向に直線を描きます。(2mと430でそれぞれのFOXの方向を出します)

(2) 430のFOXの方向に500m~1km程度走行して、(1)の方向出しをします。この時点でそれぞれの直線の交点が描けますのでおおよそのFOXの位置が出ます。

(3) 交点の場所付近に向かい、ここからは種々の方法で電波を減衰させ、移動の量を小さくしていって同じような方法でFOXの位置を狭めていく作業を繰り返します。

(4) 最後、本当に数十m以内と思われる位置にきたら後は目で探します。FOXの目印がある場合はその目印を探しますが、目印が無いが合言葉が決まっている場合は、その合言葉をかけまくります。(全く関係ない人にかけると、「はぁ?」という態度/対応をされますのでその時は素直に「ごめんなさい、勘違いでした。」といってその場をすぐに離れます。)

【YouTubeの動画1】
簡易無線になりますが、やり方は参考になります。こちらは日本語でアマチュア無線家が解説しています。

【YouTubeの動画2】
英語ですが、映像をみているだけで、どうやって八木アンテナを使うのか?どうやって近づいていくのか、どうやって強力な電波を減衰させていくのか? 八木アンテナ⇒同軸ケーブルアンテナ⇒何も無し⇒自分の体を遮蔽体(反射器)にする、周波数をずらす方法、などが映像から知ることができます。(少々長いですが見ると勉強になります。)

【教訓/注意】

(1) モービルFOXハンティングの場合、走行中に窓から手に持ったアンテナを出す行為は禁じられています。

(2) ドライバーはできるだけ安全運転および安全な駐車/停車場確保に専念することにし、FOXに近づく走行指示は同乗のクルーに任せます。

(3) 広い場所で駐車/停車する場合を除き道路路肩に駐車/停車する場合、乗りは後続車(車だけでなく、バイク、自転車)等に十分注意が必要です。特に運転席および後部右側席からの乗り降時は最深の注意が必要です。

(4) FOXの方位、次の地点までの移動距離など、同乗者が複数人で異なる意見が出た場合は(事前に決めておいた)リーダーの指示に従うことを最初から同乗者全員のルールとして徹底します。

(5) 今回は時間でなく、走行距離の短さで勝敗が分かれます。ですので、時間をかけても良いのでできるだけ無駄な走行をしないように、駐停車した位置で方向とできればおおよその距離までを確実に絞っていくことが肝心です。

(6) 他人の行動を信じず、自分たちのチームの信念で行動すること。他のチームがあっちの方向に行ったから、我々も後をついていこうとは思わないことです。場合によっては相手チームが撹乱行動をしている場合があります。

【Fox Hunting用のiPhone /Androidアプリ】

SigTrax (有料)iPhone <300円>/ Android <397円>
http://www.amcept.com/sigtrax/#support
Google MapとGoogleアース写真を使い空から俯瞰してFOXの方向に直線が引け、交点から位置を割り出せる。FOXの位置までの徒歩、車でのナビゲーションがされるらしい。
JP1AwpさんがAndroid用を購入して、現在使っているとのことでReportを期待したい。

FoxHunt (無料)iPhone
https://itunes.apple.com/us/app/foxhunt/id346326260?mt=8
Google Map とGoogleアース写真のどちらか、あるいは両方をに空から俯瞰してFOXの方向に直線が引け、交点から位置を割り出せる。iPadでも使えるがiPad用にはチューニングされていない。
唯一の無料版であるが2011年からバージョンがUpされていない。

FoxHunt  Pro(有料)iPhone <700円>
http://foxhunt.rail.com/pro/FoxHunt_Pro/Home.html
無料版のFoxHunt に、複数のハンター間でリアルタイムでFoxの情報を共有しあえる機能を追加したバージョンのようだ。これも、iPad用にはチューニングされておらず、無料版と同じく2011年からバージョンがUpされていない。

私は、iPhoneとiPadに無料のFoxHuntをインストールして使ってみているが、現在の状態でもiPhoneのもつコンパス(方位磁石)機能とMapが連動してビーム方向の直線が見ている方向に描写され、FOX毎に記憶(勿論削除も)できる紙の地図でやる作業を大幅に短縮してくれるようには使える。iPad用にチューニングされていれば有料でも購入したいところ。

【アンテナ】

A.430用3エレ(JJ1GRK製作会作成)

サイド(電波が真横から入ってくる)方向に対してのきれ(減衰)があるが、一番落ちるのは、自分の体を背(遮蔽体)にした場合のバックから入ってくるもの。つまり、FOXは信号が一番弱い方向を探した時のバック(背中方向)ということになる。

430用の3エレで2mの電波を受信してみたが、異なるバンドの八木では方向測定できないという実験結果有り。

B. 2m用5エレ(Waveハンター、もう40年も前のマスプロ製品)

430用の3エレ特性とは少々ことなり、サイド方向のキレ(減衰)が一番大きくバックからの減衰はサイドほどでない。つまり、フォックスは一番電波が弱い2方向を見つけ(2方向は180度ずれる)その方向に直角の左か右方向ということがわかる。左か右か?は、バック方向がやや弱いということになるからその反対方向となる。

2m用の5エレで430の電波を受信してみたが、異なるバンドの八木では方向測定できないという実験結果有り。

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